キャットフードの添加物(亜硝酸ナトリウム)

健康志向が高まる中、キャットフードの成分にも注目が集まっています。愛猫の健康を害する危険性のある添加物の危険性が指摘されています。

平成21年に施行された「ペットフード安全法」では、一部の添加物の使用量が制限されています。「亜硝酸ナトリウム」も、そのひとつです。製品1gにつき100μg以下と決められています。

亜硝酸ナトリウムは、昭和32年に食品添加物として認められ、ハムやソーセージ、タラコやイクラの発色剤として使用されています。ハムやソーセージがピンク色で美味しそうなのは、この亜硝酸ナトリウムの効果が大きいのです。逆に言えば、亜硝酸ナトリウムを使っていない食品は、見た目は美味しそうにならないと言えます。つまり、売るためには見た目も大切です。これは、キャットフードでも同じことが言えます。飼い主が美味しそうに感じなければ、商品の売れ行きは悪くなります。また、亜硝酸ナトリウムは、ボツリヌス菌や病原性大腸菌O157の繁殖を抑制する働きもあるので、食中毒の予防にも役立ちます。

このような効果のある亜硝酸ナトリウムですが、発ガンなどの危険性も指摘されています。

亜硝酸ナトリウムは、体内で、肉や魚に多く含まれるアミンと言う物質に反応して、発ガン性物質の「ニトロソアミン」を生成します。このニトロソアミンが、亜硝酸ナトリウムが危険視される大きな理由です。また、亜硝酸ナトリウムは他の食品の成分に反応して発がん物質を生成する危険性も言われています。

このように亜硝酸ナトリウムの危険性は明白ですが、それが人に影響するかは摂取量の問題です。そのため、ペットフード安全法でも使用量の上限が規定されているのです。また、摂取量に関しても、無害とした量の100分の1を1日の摂取量としているので、まず過剰に摂取する可能性は低いといえます。さらに、多くのペットフードメーカーは、基準よりも低い数値で設定して商品を作っているので、まずは安全と言えるでしょう。

但し、注意したいのは、原材料の中に含まれる亜硝酸ナトリウムの量です。食品として使用される肉や魚に含まれる亜硝酸ナトリウムの残存量は、食品衛生法では規定されていますが、キャットフードには規定がありません。格安キャットフードの中には、粗悪な原材料を使用しているものもあり、実際は基準よりも多い亜硝酸ナトリウムが含まれている可能性もあります。

愛猫の健康維持のためには、安すぎるキャットフードは控えたほうが良いですね。