キャットフードの添加物(エトキシキン)

多くのネコちゃんが、日々食べているキャットフード。その中でもドライキャットフードは、栄養バランスが良く長期保存できるので多くの愛猫家の方々が購入しています。しかし、長期保存できるためには酸化防止剤などの添加物が不可欠です。

最近では、ペットフードに含まれる添加物の危険性が指摘されています。特に酸化防止剤のいくつかは発ガンなどペットの健康を害する恐れがあると警鐘しているのです。

酸化防止剤には、3つタイプがあります。ひとつは、天然の抗酸化剤です。「ローズマリー抽出物」のように植物からビタミンEを抽出したものです。二つ目は、「天然型」と呼ばれるもので、天然のビタミンEを酢酸で加工して安定させたものです。「ミックストコフェロール」などと表示されています。

三つ目が、「合成型」の酸化防止剤です。これは石油から精製されたものです。中でも、「エトキシキン」は、ベトナム戦争の枯葉剤にも使用されたもので、強力な抗酸化作用があります。安い価格で入手できるため、除草剤や飼料に多く使用されていますが、食品での使用は禁止されています。家畜や魚などの食材で使う場合は、エトキシキンの残留許容量は1ppmと規定されています。つまり、人が食品からエトキシキンを摂取したとしても1ppm以下なのです。

ペットフード安全法では、エトキシキンの使用は禁止されていません。使用量の上限は決められていますが、犬で75ppm以下、猫では150ppm以下となっています。人の150倍のエトキシキンを猫が摂取しても大丈夫と言うことですが、そこには明確な論拠はありません。

それなのに、なぜ危険性が疑われる添加物を使用しているのでしょうか?

その理由のひとつは、天然のビタミンEは、抗酸化すると消えてしまうので効果が長く続かないからです。エトキシキンは、抗酸化しても消滅しないので長期間効果が続きます。ドライフードが長持ちさせるには最適の抗酸化剤なのです。また、天然の抗酸化剤よりもコストが安くなるので、キャットフードの価格も安くなります。

しかし、エトキシキンの危険性があるのも事実です。エトキシキンのメーカーもアレルギー皮膚炎や皮膚や目の炎症の可能性を警告しています。

愛猫の健康維持のためには、危険な添加物が含まれていないキャットフードを選ぶのがベストですね。