キャットフードの添加物(ブチルヒドロキシトルエン)

愛猫の健康を害するものは避けたいと思うのは愛猫家なら当然のことです。健康志向の強い現在、食品添加物に対するこだわりが強くなり、キャットフードでも危険な添加物に対する意識が高まっています。危険な添加物のひとつとしてあげられているのが、「ブチルヒドロキシトルエン」です。ブチルヒドロキシトルエンは、「BHT」という略称でよく知られている添加物です。食品では、チューインガムやポテトチップ、バター、ショートニングなどに使用されています。

BHTは、BHAと並んで発ガンが指摘されている添加物と言われることがありますが、明確な結果は得られていません。但し、高容量の投与は肝臓障害を引き起こす可能性が指摘されています。また、イギリスでは染色体の変異が認めれら、小児病院でBHTおよびBHAの使用が禁止されています。

では、なぜ危険性が不明瞭な添加物がキャットフードに使われているのでしょうか?

ひとつの理由は、抗酸化力が強いことです。ウェットキャットフードなど長期保存が可能なものには強力な抗酸化力を持つ添加物は欠かせません。そのために、BHTが使われています。

そして、もうひとつの理由が「コスト」です。BHTはコストも安く安定しています。少しでも原価を安くして、お手頃な値段のキャットフードを提供するためにはコストも重要です。

健康意識が高まる中、添加物に対する反応には過剰なものがあります。確かに、自然由来の添加物の方が安心で安全です。但し、毎日の食事代としては負担がかかるのも事実です。

BHTは、欧米のペットフードでも使用が認められています。日本のペットフード安全法では、BHTは含有量150ppm以下と規定され、さらにメーカーでも基準を下回る独自の含有量を設定しています。これまで愛猫の健康被害での報告はありません。

このように一般的に使われているBHTですが、100%安全であるとは断言できないのも事実です。愛猫の体質によっては過剰反応おこす可能性もあるので、心配な人は無添加のキャットフードを選ぶのも選択肢のひとつですね。