キャットフードの添加物(アスコルビン酸)

ドライキャットフードの添加物に、「アスコルビン酸」と表記されているものが多くあります。あまり聞きなれない名前ですが、実は「ビタミンC」のことです。ビタミンCは、自然界にあるものですが、工業的にも生産できます。数多くの加工食品の添加物として使用されているのが工業的に生産されたビタミンCです。つまり、アスコルビン酸です。

合成ビタミンCの原材料は、じゃがいもやトウモロコシです。これらの原材料からデンプンを抽出し、グルコース(ブドウ糖)からソルビトール(糖アルコール)に変換され、最後にアスコルビン酸が生成されます。

ビタミンCには、「抗酸化作用」「免疫機能の強化」「コラーゲンの生成を促進」「メラニン色素の生成を抑制」「血管の強化」「動脈硬化の予防」「アレルギー因子の抑制」など数多くの効果が認められています。しかし、アスコルビン酸が添加物として使用される場合は、「抗酸化物質」としての役割です。

ビタミンCは水溶性なので、キャットフードの含まれる素材の酸化を防ぎます。油性のビタミンEのように脂質の酸化を防ぐ効果はありません。但し、ビタミンCにはビタミンEの働きを促進させるので、ビタミンEと併用することでより強い抗酸化力を発揮します。

工業的に作られたアスコルビン酸が、体に良くないという意見があります。その理由は、原材料となるじゃがいもやトウモロコシがアメリカからの輸入で、遺伝子組み換えした作物が使われている可能性が高いからです。実際、トウモロコシの9割は、アメリカからの輸入で、その8割は遺伝子組み換えしたものです。遺伝子組み換えした作物に対しては色々な意見がありますが、気にする人はアスコルビン酸でない自然の添加物を使用したものを選ぶのも良いでしょう。

アスコルビン酸は、抗酸化剤としての働きが主なので、ビタミンCの効果を期待するのなら、合成でない自然の素材から抽出したビタミンCがオススメです。

キャットフードの添加物には、危険なものもありますが、アスコルビン酸は数多くの食品に使用されているので、愛猫にも安全と言えます。添加物をチェックして愛猫に合ったキャットフードを選んで下さい。